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エコー検査は体外から機器を当てるだけで検査ができ、特に副作用がないことから、診断治療によく使われる検査方法です。 妊婦さんの胎児の様子を観察するときにも使われるほど、安全に体内を検査することができます。
超音波は人の耳には聞こえない高い音で、人体に当てると組織の境界や結石・腫瘍などにあたって戻ってきます。この戻ってきた音の強さの違いを画像としてモニターに映し出して行う検査です。腹部の場合、検査前の絶食以外は普通特別な前処置はいらず痛みもないので、画像診断の中では最初に行われる検査です。
肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓などの臓器、消化管などの腹部の臓器、乳腺・甲状腺など体表に近い臓器、動脈硬化を見るための頚動脈、さらに膀胱・前立腺などの泌尿器、子宮・卵巣の婦人科など多くの領域が対象となります。
当院では、頸動脈、甲状腺、乳腺、皮下腫瘤などの検査もしています。
頭蓋部分を除いて、体のほとんどの部分がエコー検査の対象となります。代表的なものでは下記などがあります。
・心臓超音波検査 ・経膣超音波検査・経直腸超音波検査 ・甲状腺機能亢進症・甲状腺腫の診断や評価 ・腹部超音波検査(肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・脾臓・大血管など) ・筋肉などの軟部組織の腫瘤の検査
プローブを体の検査したいところに直接当てますが、プローブと皮膚の間に空気が入らないように無害なゼリーを塗ります。
上腹部の検査では息を吸ったり止めたりしながら、検査をすることがありますが、苦しくない程度にゆっくり行います。検査にかかる時間は15分程度です。
肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓などの上腹部の検査時は、胃腸の中のガス(空気)や食物が超音波のじゃまにならないよう、検査当日は絶食としてください。
また検査の3時間ほど前から排尿を控え、膀胱に十分尿をためておいてください。
お腹の赤ちゃんにも使えるほど体に影響がなく無害ですので、何度でも繰り返し行える手軽な検査方法です。
検査時に体に超音波発信器を当てますので、押される感じやくすぐったく感じる方もいらっしゃいますが、少しの間だけ我慢してください。万が一痛む場合は、遠慮なく医師にお伝えください。
お気軽に当院までお問い合わせください。
【午前】9:00~12:00/【午後】17:00~20:00